WATANABE_tomo / 渡辺知明
体操の内村航平さんが技を身につけるときには「3人称イメージ」ではなく、「1人称イメージ」だそうです。つまり、外から想像するのでなく、演技者に「なりきる」ことができたとき、景色が浮かんで技ができるのです。朗読も同様です。3人称の立場はナレーションで、1人称で作品の表現になるのです。 at 07/15 23:20
体操の内村航平さんが技を身につけるときには「3人称イメージ」ではなく、「1人称イメージ」だそうです。つまり、外から想像するのでなく、演技者に「なりきる」ことができたとき、景色が浮かんで技ができるのです。朗読も同様です。3人称の立場はナレーションで、1人称で作品の表現になるのです。 at 07/15 23:20
WATANABE_tomo / 渡辺知明
古典の朗読で読み手が試されるのは、原文をそのまま読みながら、どこまで自らの理解と解釈とを声で表現できるかである。現代文の朗読でも、この本質は変わらない。書かれた文の音韻そのままで、文の背後の論理や感情を声に表現するのである。もし原文を別の文に書き換えたら作品はちがった意味になる。 at 07/15 15:49
古典の朗読で読み手が試されるのは、原文をそのまま読みながら、どこまで自らの理解と解釈とを声で表現できるかである。現代文の朗読でも、この本質は変わらない。書かれた文の音韻そのままで、文の背後の論理や感情を声に表現するのである。もし原文を別の文に書き換えたら作品はちがった意味になる。 at 07/15 15:49
WATANABE_tomo / 渡辺知明
外国文学で翻訳にこだわらない朗読は信用できない。作品は文章のかたちで生きている。翻訳の文体丸ごとが作品の表現だ。訳が違って伝わる部分は作品の筋や大まかな内容なのだ。同様に、日本語オリジナルの文学作品において文体を意識しない朗読も信用できない。それでは朗読でなくナレーションになる。 at 07/15 09:54
外国文学で翻訳にこだわらない朗読は信用できない。作品は文章のかたちで生きている。翻訳の文体丸ごとが作品の表現だ。訳が違って伝わる部分は作品の筋や大まかな内容なのだ。同様に、日本語オリジナルの文学作品において文体を意識しない朗読も信用できない。それでは朗読でなくナレーションになる。 at 07/15 09:54
WATANABE_tomo / 渡辺知明
名訳者リスト(覚え書き)サン=テグジュペリ『星の王子さま』稲垣直樹、ドーデー『陽気なタルタラン』小川泰一、シェイクスピア『ハムレット』河合祥一郎、チェーホフ『かもめ』堀江新二、ヘッセ『車輪の下』実吉捷郎、チャペック『ダーシェンカ』飯島周、ヘッセ『人は成熟するほど若くなる』岡田朝雄 at 07/15 09:36
名訳者リスト(覚え書き)サン=テグジュペリ『星の王子さま』稲垣直樹、ドーデー『陽気なタルタラン』小川泰一、シェイクスピア『ハムレット』河合祥一郎、チェーホフ『かもめ』堀江新二、ヘッセ『車輪の下』実吉捷郎、チャペック『ダーシェンカ』飯島周、ヘッセ『人は成熟するほど若くなる』岡田朝雄 at 07/15 09:36
WATANABE_tomo / 渡辺知明
外国文学の翻訳では訳者のセンスが問われる。何人かの翻訳を比べれば、よい翻訳は見つかる。翻訳者の年齢による成熟もあるだろうから若いころのものとその後のものを比較したい。ある人が36歳で訳した『車輪の下』よりも別の人の63歳の訳がずっといい。訳者のセンスと年齢と両方が生きているのか。 at 07/15 09:24
外国文学の翻訳では訳者のセンスが問われる。何人かの翻訳を比べれば、よい翻訳は見つかる。翻訳者の年齢による成熟もあるだろうから若いころのものとその後のものを比較したい。ある人が36歳で訳した『車輪の下』よりも別の人の63歳の訳がずっといい。訳者のセンスと年齢と両方が生きているのか。 at 07/15 09:24
WATANABE_tomo / 渡辺知明
朗読は私が本に集中する手がかりを作ってくれる。ヘッセは言う。「私たちは、推奨されて、読み始めても気に入らず、読み続けるのを妨げ、その中に入り込ませようとしない作品を、無理をしたり、我慢したりして読み通そうとするべきでなく、そういうものは放棄すべきである。」p80『ヘッセの読書術』 at 07/15 09:04
朗読は私が本に集中する手がかりを作ってくれる。ヘッセは言う。「私たちは、推奨されて、読み始めても気に入らず、読み続けるのを妨げ、その中に入り込ませようとしない作品を、無理をしたり、我慢したりして読み通そうとするべきでなく、そういうものは放棄すべきである。」p80『ヘッセの読書術』 at 07/15 09:04
WATANABE_tomo / 渡辺知明
「朗読する作品をどうやって選んだらいいのですか」と問われることがある。そんな人には『ヘッセの読書術』(2004草思社)をお勧めする。ヘッセも朗読が読書の方法として重要だという。作品の選択の段階から朗読という行為は始まってる。朗読では自分にとって価値ある本を選ぶ能力も身につくのだ。 at 07/15 08:57
「朗読する作品をどうやって選んだらいいのですか」と問われることがある。そんな人には『ヘッセの読書術』(2004草思社)をお勧めする。ヘッセも朗読が読書の方法として重要だという。作品の選択の段階から朗読という行為は始まってる。朗読では自分にとって価値ある本を選ぶ能力も身につくのだ。 at 07/15 08:57
WATANABE_tomo / 渡辺知明
いい翻訳によって外国文学の内容を見直すことができる。ヘッセは岡田朝雄『人は成熟するにつれて若くなる』『ヘッセの読書術』(草思社)で見直した。これまで読んだ高橋健二訳の印象とは別の作家を読むような感動がある。おそらく、ドイツ語の原文の構造までもできる限り日本語訳に生かしたのだろう。 at 07/15 08:50
いい翻訳によって外国文学の内容を見直すことができる。ヘッセは岡田朝雄『人は成熟するにつれて若くなる』『ヘッセの読書術』(草思社)で見直した。これまで読んだ高橋健二訳の印象とは別の作家を読むような感動がある。おそらく、ドイツ語の原文の構造までもできる限り日本語訳に生かしたのだろう。 at 07/15 08:50
WATANABE_tomo / 渡辺知明
日本語の文の特徴は文末決定性であると言われる。だが名文を声に出して読んでいくと、「文末不要性」とでもいう性格が感じられる。冒頭の語句から順序どおりに声で意味を確認していくと、文末に行けば行くほどわざわざ声を立てる必要がなくなる。そして最後の語句が尖った楔のように心に突き刺さる。 at 07/15 08:44
日本語の文の特徴は文末決定性であると言われる。だが名文を声に出して読んでいくと、「文末不要性」とでもいう性格が感じられる。冒頭の語句から順序どおりに声で意味を確認していくと、文末に行けば行くほどわざわざ声を立てる必要がなくなる。そして最後の語句が尖った楔のように心に突き刺さる。 at 07/15 08:44
WATANABE_tomo / 渡辺知明
上越市で議員をしている滝沢一成さんが『朗読の教科書』について紹介してくださった。丁寧に内容を紹介しながら、コトバの力を高めるのに有効だと書いている。とくに2音3音の日本語リズム論について注目してくださった。話し方のリズムの根拠もここにある。http://t.co/erSMhqY7 at 07/15 00:31
上越市で議員をしている滝沢一成さんが『朗読の教科書』について紹介してくださった。丁寧に内容を紹介しながら、コトバの力を高めるのに有効だと書いている。とくに2音3音の日本語リズム論について注目してくださった。話し方のリズムの根拠もここにある。http://t.co/erSMhqY7 at 07/15 00:31