WATANABE_tomo / 渡辺知明
コトバの豊かさは語彙の知識の量ではない。筆記試験で試されるのは知識だ。だが、人と人とが向かい合うときには、個々人の音声言語の運用能力が問われる。耳慣れた語句であっても、文脈に応じて、場に相応しい声で的確に使える力である。そんなコトバの能力こそ、人が人として生きる力となるものだ。 at 07/14 12:26
コトバの豊かさは語彙の知識の量ではない。筆記試験で試されるのは知識だ。だが、人と人とが向かい合うときには、個々人の音声言語の運用能力が問われる。耳慣れた語句であっても、文脈に応じて、場に相応しい声で的確に使える力である。そんなコトバの能力こそ、人が人として生きる力となるものだ。 at 07/14 12:26
WATANABE_tomo / 渡辺知明
『朗読の教科書』はそもそも文の読み方が書かれた本だ。だからAmazonの国語教育のジャンルでも売り上げ上位になっている。声に出すために必要な文と文章と作品の理解の方法を文分析と記号づけという方法で解き明かしている。この方法は、黙読で読む場合にも内言を活発化させるという効果がある。 at 07/14 12:10
『朗読の教科書』はそもそも文の読み方が書かれた本だ。だからAmazonの国語教育のジャンルでも売り上げ上位になっている。声に出すために必要な文と文章と作品の理解の方法を文分析と記号づけという方法で解き明かしている。この方法は、黙読で読む場合にも内言を活発化させるという効果がある。 at 07/14 12:10
WATANABE_tomo / 渡辺知明
朗読の発声法としては、西洋の声楽の発声よりも、日本の伝統的な発声法から学ぶものが多いだろう。歌の発声法は声を伸ばして響かせるものだが、朗読の発声は細かく刻んで区切りをつけるものだ。2音3音区切りごとのアクセントが基本になる。原則は沈み込みによるアフタービートの後ろアクセントだ。 at 07/14 08:51
朗読の発声法としては、西洋の声楽の発声よりも、日本の伝統的な発声法から学ぶものが多いだろう。歌の発声法は声を伸ばして響かせるものだが、朗読の発声は細かく刻んで区切りをつけるものだ。2音3音区切りごとのアクセントが基本になる。原則は沈み込みによるアフタービートの後ろアクセントだ。 at 07/14 08:51
WATANABE_tomo / 渡辺知明
朗読のための作品の文体が問題だ。どんな文章を選ぶかによって、読み方は決まる。新聞のような伝達いっぽんやりの文体ならばナレーションとなる。それに対して、文学的な表現性のある文体なら、声そのものが表現となるはずだ。声の表現力のある散文は詩に近づくものだ。その理想は志賀直哉の文体だ。 at 07/14 08:39
朗読のための作品の文体が問題だ。どんな文章を選ぶかによって、読み方は決まる。新聞のような伝達いっぽんやりの文体ならばナレーションとなる。それに対して、文学的な表現性のある文体なら、声そのものが表現となるはずだ。声の表現力のある散文は詩に近づくものだ。その理想は志賀直哉の文体だ。 at 07/14 08:39
WATANABE_tomo / 渡辺知明
『朗読の教科書』では声の質的な要素を5つとりあげた。(1)大小、(2)高低、(3)長短、(4)軽重、(5)強弱、である。(1)から(3)までは機械的に測定できる。だが、実際の声の表現は要素に分解できない。聴き方によって、高く軽い声、強く軽い声、小さくて強い声などと複合されるのだ。 at 07/14 07:50
『朗読の教科書』では声の質的な要素を5つとりあげた。(1)大小、(2)高低、(3)長短、(4)軽重、(5)強弱、である。(1)から(3)までは機械的に測定できる。だが、実際の声の表現は要素に分解できない。聴き方によって、高く軽い声、強く軽い声、小さくて強い声などと複合されるのだ。 at 07/14 07:50