2006年06月18日

「お話しPod」とデジタルラジオ「ことだま」

 eブックランドという電子ブックの自費出版のサイトで、朗読専門ポッドキャスティング「お話しPod」の案内とデジタルラジオ「ことだま」設立の趣旨が公開されている。わたしの主宰するコトバ表現研究所とeブックランドとの共同の企画で、朗読専門のポッドキャスティングのサイトを開始するのである。

 わたしが「ケロログ」でポッドキャスティング「Blog表現よみ作品集」を始めてから一年半になる。最初のころには、ほとんど知られてなかったが、今年に入ってずいぶん盛んになった。しかし、インターネットとはゴミの山などというスローガンがかつてあったように、ポッドキャスティングについても玉石混淆である。それだけ大ぜいの人が気軽に参加できるようになったということかもしれない。

 ただ、わたしが「お話しPod」の効果として期待しているのは、声のコトバというものの表現性の認識である。声が意味としての情報を伝えるばかりではなく、声そのものが表現なのだ。とくに、文学作品の場合に、それが顕著になる。つまり、文学作品の文字の情報を伝えるばかりではなく、文体あるいは「語り口」というものが声によって初めて明確になるのだ。

 さらに、「お話しPod」のポッドキャスティングは、今後に予想されるデジタルラジオの放送に「朗読」の取り入れを推進することを目指している。コトバの乱れや日本語の崩壊などが叫ばれる今日、あらためて日本語、とくに音声言語のもつ豊かさや魅力について知らせる場となることも考えている。

 朗読に関心のある方、声の日本語の文化の復活を望む方がたには、デジタルラジオ「ことだま」の発起人として声をあげていただきたい。
posted by 渡辺知明 at 12:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 音声表現 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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