2009年08月16日

朗読の録音技術について(5)録音の音量レベル

 録音をするときに、まず気になるのが、音量のレベルでした。わたしが使っている Sound it!では、音量の振れ幅を50%以内に抑えるのがよいでしょう。(Sound it!の場合には50%のところに基準線が表示されています)

 録音の音量レベルが大きすぎると、ノイズの音も大きくなります。適度な音量レベルがよいのです。録音の音量レベルを絞るだけで、外部の雑音を録音せずに済む場合もあります。

 あまり音量が小さくて30%くらいですと、あとでゲインをかけて音量を上げなければなりません。すると、音量と同時にノイズまでが大きくなってしまいます。

 ●一般原則=できる限り録音の原音の質をよくするのが大切です。

 もちろん、あとでノイズを取り除いたり、音質を変えたりすることはできます。しかし、操作をすればするほど原音は質が悪くなります。とくに、問題になるのはwav ファイルをMP3に圧縮したりした後で、再び操作を加えることです。一度圧縮したファイルは元へ戻してはいけません。

 MP3に圧縮したファイルは、圧縮度が高くなればなるほど音がゆがんでしまいます。そうすると、洞窟の中で響いているような音になります。また、原音のノイズが残っていると、サーッというような音がしてしまいます。

●一般原則=WAVファイルに一度、圧縮をかけたら戻さないこと。ファイルの加工はWAVファイルの段階で行うこと。

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ラベル:朗読 録音 編集
posted by 渡辺知明 at 08:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 録音技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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