前回は大きく構成の検討作業を画像で公開したが、今回はさらに踏み込んで、賢治の文章そのものの添削作業を公開することにする。
とくに削除部分についていくつかの発見があった。削るべきことばは次のようなものだ。「もう」「まるで」「ほんとに」――これらは、ついテンションがあがって書き込んだ語句だろう。また、修飾語の語順についても不適切なものがあった。表現よみしてイメージをわき起こすときに不自然な語句は入れ替えた。
以上の指摘について、その具体的な作業は「銀河鉄道の夜」の添削を参照してほしい。また、賢治の研究者からのコメントなど、いただけたらありがたいと思っている。