2023年10月26日

「朗読の現状と未来」(2013)『上方芸能』掲載論文

今から10年前、2013年に『上方芸能』の小新聞「関西=朗読・語りのひろば」に4回連載した論文をパンフレットにしたものが出てきた。
10年経っても、朗読の現状にそう変化はない。だから、わたしの論じている未来の朗読の道についてもいまだに新しいものだ。
朗読のひろば連載・冊子版.pdf
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2023年10月23日

中島敦敦「山月記」の読み方

中島敦「山月記」を朗読するためには、どんな作業が必要なのか。李徴の告白の部分にかぎって記号づけをしてみた。
とくに、文章の論理的な構成、文の細部の係り受けやアクセントなどについてていねいに分析をした。21-23ページ参照。
山月記231022.pdf
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2023年08月29日

梶井基次郎「筧の話」の構造を読むための記号づけ

梶井基次郎「筧の話」を読むために、文章の構造と論理構造をとらえるための記号づけをした。
230827梶井基次郎筧の話B5.pdf
posted by 渡辺知明 at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 文章表現 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月22日

渡辺知明『ドラマリーディング入門』

近ごろ、朗読劇が盛んになっているが、だが、理論的に書かれた著作は見当たらない。 わたしは20年近く前から「ドラマリーディング」という名称で活動を続けてきた。その一部を理論化したパンフ『ドラマリーディング入門』を紹介する。
2023ドラマリーディング入門袋綴じ.pdf
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2023年07月27日

2023年8月11日(金)表現よみとはなにか講義―『表現よみとは何か』解説

今から28年前に書かれた渡辺知明『表現よみとは何か―朗読で楽しむ文学の世界』(1995明治図書)は、朗読を表現にするための理論を解説する著作であった。だが、当時はまだ朗読の限界というものが考えられていなかった。いわば早すぎた理論書である。だが、今に至って多くの人たちの朗読活動によって、朗読における表現とは何かが問題になっている。それを機会に、表現よみの原点についての公開講義を開催する。
230811『表現よみとは何か』講義.jpg
posted by 渡辺知明 at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 表現よみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月13日

2022年10月10日「日本語の4種類の母音」渡辺知明

 日本語には4種類の母音がある。(1)深母音+アクセント、(2)深母音、(3)浅母音+アクセント、(4)浅母音、である。
この4種類の母音の発声によって、日本語の表現と伝達が行われている。
 これまでの日本語の音韻論では浅母音のみを扱った。そこに深母音を加えることで日本語の真実に迫ることができる。
221010母音の4種類.jpg
posted by 渡辺知明 at 23:45| Comment(1) | TrackBack(0) | 文章表現 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月29日

「夢十夜」「第八夜」深浅アクセントによる記号づけ例=渡辺知明

 夏目漱石「夢十夜」「第八夜」の一部の記号づけを紹介する。アクセントを、(1)深いアクセント、(2)浅いアクセント、2種類に分けた。
 (1)はCの印で囲んだ。語末の「平板」の部分で深くするところだ。(2)は●をつけてある。(1)が C● の組合せもある。
 指示どおりに読んでいくと、発声・発音と身体行動とが自然に結びついてくる記号なのである。
「夢十夜」「第八夜」記号づけ例.jpg
posted by 渡辺知明 at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 文章表現 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月17日

「深浅アクセント」の原理と練習法=渡辺知明

今の日本語アクセントは高低による原理です。苦手なのが強弱をつけてリズムの変化をさせることです。「深浅アクセント」の原理から見ると、強弱アクセントも読みのリズムの問題も解決します。何よりも重要なのは、「日本語のアクセントは高低である」という考えを根本から考え直すことです。(月刊通信「はなしがい」434号2022年9月号)
22年9月「通信」434号.jpg22年9月「通信」434号_01.jpg22年9月「通信」434号_02.jpg
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2022年08月28日

2022年8月28日(日)梶井基次郎「蒼穹」の読み方講義

2022年8月28日(日)開催した梶井基次郎「蒼穹」の読み方講義の印つけ画像である。
高低アクセントに替わる「深浅アクセント」を基礎にした印つけである。特に、名詞句のくくりの助詞を深母音の発声にすることで意味を明確に示せる。ただし、フレーズの先頭の「表現アクセント」の「デカまる」は省略して、おもに「伝達アクセント」の「チビまる」を表示した。
深浅アクセントの原理.jpg「蒼穹」冒頭印つけ.jpg
【「蒼穹」の印つけ全ページ】
蒼穹(梶井基次郎).pdf
posted by 渡辺知明 at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 表現よみの「記号づけ」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月18日

英語絵本『The Giving tree』と日本語訳『おおきな木』を表現して読むワークショップ

 2022年7月10日(日)14時から16時まで、東京神田神保町ブックハウスカフェで『The Giving tree』の英語原文と、日本語翻訳の読み方のワークショップを開催する。
 英語はリードアラウド研究会の大島英美さん、日本語訳は表現よみの渡辺知明である。
220710英日絵本の比較読み.jpg
・ブックハウスカフェ【イベントリンク】https://bookhousecafe.jp/event/content/485
posted by 渡辺知明 at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 表現よみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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